依存症は病院で治そう│度を越して依存している場合は診察が必要

相手に依存する

手をつなぐ

依存症の中には、恋愛やセックス、不倫や暴力的な人間関係など相手との関わりに依存するということもあります。関係依存と呼ばれるもので、相手の関係性に固執します。女性や男性など異性に依存することから、DVやストーカーというものに発展することもあります。特定の性行為がやめられないというような場合や、性衝動のコントロールが抑えられないということも関係依存に分類されています。不倫や暴力的な関係等の場合には、人を傷つけてしまうことになることも多く、人間関係で大きなトラブルに発展することも少なくありません。他の依存症よりも表に出にくく、周りの人も気が付きにくいという特徴があります。

最近関係依存の中でも、注目されているものが共依存と呼ばれるものです。共依存はお互いが依存しあっている状態なので、あまり表に出ることがなく、これまで注目される機会はほとんどないものでした。しかし、アルコール依存症などの問題を抱えている家庭の場合、患者の家族の献身的な態度が逆に依存を助長することになり、なかなか治療が進まないということがあります。このようなときに注目されたものが共依存と呼ばれるものです。相手を助けなきゃという気持ちが強く、一見献身的に見えます。しかし、他の人に必要とされることが自分の存在意義という価値観のために「病気を抱えている人とその人を助ける自分」という関係に依存しているというものです。共依存は、当たり前だと思っていることも多いことから、本人が気が付くということはなかなか難しいものです。共依存は、お互いが意識していないことも多いですが、問題を解決するときに難しくなっていることもあります。DVの仕組みも共依存が関係していることが多く、暴力ふるう人を「根は優しい人だから」等受け入れるという態度を取るとDVを助長させてしまうことがあります。共依存は依存症一つですが、自分が共依存症になっていると気がつくことで、関係性を変えていくことができるものでもあります。共依存の克服を行なう際には、感情に流されずに冷静に判断を行なっていくことが大切です。